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受容と共感

  地域活動支援センターでも生活上・仕事上いろいろな相談が来ます。精神疾患上での問題や環境に対するもの、他人との関係のもの。私たち職員は相談のプロとしてお話・相談を受けていますが、相談の個別性から何から何まで相談者の満足いく結論が出るとは限りません。特に受容的態度と共感的理解については、正直言って「見せかけ」の部分も多いことを告白します。言葉では面接技法に沿った相談支援を展開していますが、本当の心は・・・どうでしょう?色々な面接技法の参考文献などでは、自己一致性や無条件の肯定的関心、共感的理解など相談面接者の資質が問われることがありますが、この業務に20年携わっていながらも、このスキルで十分という納得感は一向に得られないし、クライアントの満足感も常に充たされている表情や言葉でもないような。  かつてこの職に就いた頃には、このような研修を数知れず受けてきたのですが、現在では理論と実践に大きな差違を感じています。現在コロナ禍で研修自体も少なくなっていますが、できればもう一度、新人職員と一緒に相談面接の「いろは」学び直したいと思っています。

コメント

匿名 さんのコメント…
相談をする側も受けられるものがあるといいのですが。